はじめに
自分は最近、
ウイスキー・ハイボールにハマってたりします。
ちょっとビールを飲み飽きたなぁ、なんて思ったときに「ウイスキー」の世界に飛び込んでみたのがキッカケでした。
意外と
今、ちょっとしたウイスキー・ブームだし、特に「国産ウイスキー」なんていうのは有名銘柄は普通の店舗では入手困難なくらいの銘柄もかなりあるようです。
でも、元々「ビール」からアルコールの世界に親しんでいる自分からすると、
ウイスキーってちょっと危険度が高いのでは?ということを思う時がありました。
元々
ウイスキーはアルコール度数が低めでも 40度、高いと 50度を越えるものも結構あります。 ちょっとした「ハイボール」ブームでもあるので、
「割って飲むんだから大丈夫」なんて思ったりもするのですが、冷静に考えてみると結構なことになっていると感じました。
ウイスキーハイボールの何が危険か?
一般的にウイスキー・ハイボールは、ウイスキー : 炭酸水 = 1 : 3 あたりで割って飲むのが主流だと思います。 度数の強いものなどに関しては 1 : 4 、1 : 5 の割り方なども十分に美味しく楽しめます。
ここでは話を簡単にするために ハイボール = 1 : 3 で 話を進めます。
アルコール度数 40% のウイスキーを 1 : 3 で割ります。 すると、
アルコール度数は 10% になります。
ビールは一般的に 5% なので、
単純に度数は 2倍になりますね。
あと、最近ちょっと問題視されている
「ストロング系チューハイ」はアルコール度数が 9% なので、これよりも 1% 高いことになってしまいます。
でもって、
ハイボールはウイスキーの味わいを「なめらか」に「飲みやすく」してくれる効果があるために人気に火が付いたんだと思います。
そこが「問題」なんですよね。 アルコール度数が 10%(元々のウイスキーの度数が高ければ、例えば
50度のウイスキーなら 1 : 3 で割ってもアルコール度数 12.5%) もあるのにグビグビ飲み進めることが出来てしまいます。
自分のように元々ビール党だった人間の場合、その
ハイボールをビール感覚で飲み進めると単純に 2倍のアルコールを摂取してしまう危険があります。
自分の場合は男なので、比較的アルコール摂取量の上限も多めかもしれませんが、こと
女性の場合、摂取上限が男性の半量になるため、飲みやすさでグビグビ飲んでしまった場合の
体への危険度は更に高まります。
どれくらいの量からキケンなのか?
ちょっと調べてみると、
キリンさんのHPに
<「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を、1日の平均純アルコール摂取量で男性は40g以上、女性は20g以上としています。>
とあります。 これを参考にしてみましょう(ちなみに、
適正量は、男性 20g、女性 10g です)。
どれくらいの量からキケンなのか?
・ハイボールでこの量は何杯?
アルコール度数 40% のウイスキー・ハイボールの場合:
1 : 3 のハイボールで呑んだ場合、
1杯が 120ml で
純アルコール量 9.6g(30g * 0.4 * 0.8) なので、
男性は 4.16杯(500ml)。 女性は その半分(2.08杯 : 250ml)で危険レベルです。
ビールの感覚でいったら、水分の ml で考えると、
男性で 500mlビール 1本、女性でミニタイプの缶 1本の量で限界です。 思ってたよりかなり少ないと思いませんか?
アルコール度数 50% のウイスキー・ハイボールの場合:
1 : 3 のハイボールで呑んだ場合、1杯が 120ml で 純アルコール量 12g なので、3.3杯(4004ml)。 女性はその半分(1.65杯 : 2002ml)です。
上の計算は、あくまで「健康を害する量」であって、
「健康のための適量」は、この半分量になります。 つまり
ハイボールなら、『男性 2杯、女性 1杯 が適量』 なのです。
少ないですよね。
意外と見過ごされている?! ウイスキーの健康リスク
冷静に、上記の量を計算してみると、
ウイスキーの健康リスクが意外と見過ごされているようにも思ってしまいます。
自分もこの間、ウイスキー・ハイボールを 6, 7杯飲みました。 完全にオーバーしています。 上記の量は「これを超えると完全にキケン」という量なので、適量の 3~4倍飲んでしまったことになります。
でも、男性でウイスキー・ハイボール 2杯、女性で 1杯を守れるか? って、結構キツいようにも思います。
最後に
どうでしょうか? 普段あまり
「純アルコール量」なんて気にせず飲んでいる人からすると
「少なすぎる!」と思ったとおもいます(正直、自分はビックリしました)。
「ストロング系チューハイ」への注意喚起はしっかり行われている中、
意外と盲点になっているのがウイスキーの世界なのでは?!と思ったので、こんなことをつらつらと書いてみました。
失って初めて分かることの大きな1つが「健康」です。 みなさん、
あまり無理せずに健康を保ちましょう!
これが何かを考えるきっかけになれば幸いと思います。