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ハンドルからの水もれを修理した話

 前回の、「洗面台の水もれを自分で修理した話」のシャワーホースのとなり、ハンドル部分と土台の間から水がしみ出るようになってきました。

 
水がしみ出すようになってしまった

 いつもハンドルの横にタオルを置いていたのですが、気づくと毎日そのタオルがびしょびしょに濡れているようになりました。 漏れ出るというほどの量ではなく、ホンの少しずつ水がにじみ出る程度だったので逆に気づきづらかったのかもしれません。

 前回も DIY(Do It Myself だと DIMか?)で直したので、今回も業者さんには頼らずに(時には頼ったほうがいいが)ネットで情報を調べて自分で直してみました。

型番は?

 調べるために使う型番は前回と同じ。 旧 MYM ハンドルの裏に書かれたシールの「FM244-042」を手掛かりに調べてみました。

 従来の水道の蛇口で言うところの「パッキンが老朽化」していると思ったので 一応、型番から交換部品を教えてもらうことにしました。 さっそく KVKさんのアクアショップ本店に問い合わせました。

 
【KPS027H-B】旧MYM セラミックカートリッジ

 返答としては「KPS031」というカートリッジが該当品だということになりました。
 現在は、「KPS027H-B」というカートリッジが該当品のようです。

ハンドルが抜けない……

 
止水栓を閉じる

 まずは止水栓で水が出ないように止めておきましょう

 今回の洗面台のハンドルは、「隠しネジの無いタイプ」(上の「KPS031」を見ると分かるのですが、頭にネジ穴が無い!)なので、ハンドルを真上に上げると取れる仕組みのようです。

 しかし、どれだけ頑張ってみてもハンドルが抜けることはありませんでした。

 ここは頭を使うしかない! ということで、こんな感じの方法を試してみたら取れました。 てこの原理!(勉強がこういう時に役立つ)
 
てこの原理を利用して、ハンドルを取る

 これはハンドルを横から見たところを図にしてみました。
 普通に真上に持ち上げるようにハンドルを引っこ抜こうとしてもビクともしなかったので、思い付きでやってみたら取れました。 たぶん、経年で固着していたというのもあるとは思います。 一回取れると付け外しが結構簡単にできます。

 
てこの原理を利用して、ハンドルを取る - 写真

 写真だとこんな感じ。 ホントは適度な厚みのある金属板などを使ったほうがいいけど、手近にあったカッターナイフの刃を出していない本体をハンドルと胴体の間に挟んで(一応タオルを外に巻いてハンドルと胴体を傷つけないように配慮)ハンドルを押し下げると接続部分が浮く感覚があるので、そのあとは真上に持ち上げるとスポっと取れました。

 
取り出したカートリッジパーツ

 取り出したカートリッジ。 2つの部品から構成されている。
 しっかり写真を撮るのを忘れてました。 取り出すときにはこのカートリッジを抑えているナットをモンキーレンチで開けていく必要があります。 自分の場合は、土台を抑えていなくても簡単にナットを外せました。 いろんなサイト等の説明では、土台を抑えながらカートリッジを抑えている外側のナットをモンキーレンチで外していくとありました。

とりあえず開けた土台部分やハンドル内部を掃除

 替えのカートリッジは注文したのですが、届くには時間が掛かるので、とりあえず内部を掃除してカートリッジをよく眺めたりしつつ汚れを取り除きました。

 一部のネット情報では「一度カートリッジを取り外して元に戻したら直った」なんて意見もありました。 半信半疑ではありつつ、とりあえず交換部品が届くまでの間は形だけでも元に戻しておこうということでカートリッジを入れなおしました。

もれてなーい!

 なんと、カートリッジを戻して止水栓を開放、ハンドルを上げて戻してをしてみたら、水がもれなくなりました!

 もちろんカートリッジは経年劣化でゴム部分が削れていたりするので10年も使ったら交換したほうが良いとは思いますが、まったく水がしみ出てこなくなりました。

勝手な仮説

 ふと思ったのですが、さっきの「てこの原理」じゃないですが、普段の洗面台の利用時にハンドルを乱暴に扱うことで中のカートリッジ自体が少し浮いた状態になりその影響で内部でちょっとした隙間が発生して水漏れがしていたのかもしれません。 特に限界まで「止水」「放水」する動作が、上でいう「てこの原理」が働きやすいので、レバーにつながっているカートリッジを浮き上がらせる原因になりそうだな、と思います。

 そして、たぶん今回 一度カートリッジを入れなおしたことで浮いた空間が閉じた、そんな気がします。
 そういう意味では、水がしみだしたらハンドルの接合部分のあたりを上から押し込んでみて様子を見てみるというのもアリかもしれません。 応急処置ながら、これならハンドルを外す必要もありませんし、お金もかかりません。

 もちろん経年劣化でゴムが薄くなったことによる影響も大きいと思われるので、10年も使ったらカートリッジの交換はした方がいいと思いますけどね。 水がしみ出てきたらとりあえず一度カートリッジを取り付けなおしてみるのもいいかもしれないですね。

 
上からハンドルを押すことでカートリッジのすき間をなくす

 こんな感じのイメージです。

PS. もう一つある洗面台でも似たような水のしみ出る状態があったので、試しにこの仮説の通りにハンドルの接合部らへんの上からちょっと力を入れて押し込むようなことをしてみました。 結果として水漏れが無くなりました。
 意外と、「長年使っている間にカートリッジが浮いている説」あるかもしれないですね。 経年でいろいろ緩んだりするんでしょうね。

交換部品のリンク先
KVK AQUA SHOP
・今回の交換部品(【KPS027H-B】)

 

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