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お酒とコーヒーをやめた話

 今回、とあるキッカケで「お酒とコーヒーをやめた」ので、やめてから1か月ほど経過した現時点での印象を書いてみます。

酒とコーヒーをやめたキッカケ

 そもそもは、お酒もコーヒーも「好きで飲んでいた」ということは間違いありません。
 だけど、いつの間にか「惰性で飲んでるだけ」とか、一種のクセになっているだけなんじゃないかと思うようになるときがありました。
 「飲む」ということが「楽しい」とつながらなくなってきた、そんな印象です。

 以前も何度か「禁酒」や「禁コーヒー」ということを短い期間だけ行ったこともあります。 やめるとそれなりに良いことがあることも知っていました。

 自分もそれなりの年齢になってきて、体力なども少しずつ確実に落ちてきているのを感じていたこともあり、将来的な健康のことを考えても「お酒とコーヒーをやめる」という選択肢もあるのでは?と思いました。

 お酒に関しては「最近ちょっと飲みすぎだな、休肝日をつくらないと」とは思っていたので、始めるのは意外とカンタンでした。

断酒の効果

 よく言われる効果として自分も実感していることとしては「酒を飲む時間帯が自由に使える有効な時間になった」というのは確実にありますね。
 自分の場合、普段、早ければ午後9時頃から酒を飲み始めて、寝る直前の午前0時~1時あたりまでダラダラと飲み続けるのが習慣でした。
 早いと午後8時頃からスタートすることもあったので、1日の最後の 3~4時間を、酒を飲まなければ毎日有効に使えるということになります。

 酒を飲む人なら分かっているとは思いますが、お酒の影響は飲んだ時間だけじゃないのです。 たとえば飲酒をして睡眠をすると、寝つきは良いように思いつつも短い時間で覚醒してしまい疲労が取れづらくなります。 翌朝の目覚めた時間に疲労が回復していないという事はその日一日全体への悪影響も生じてしまいます。

 断酒の効果とはつまり、体中にこびりついた悪影響の重しが取れていく効果だと思います。 まあ、元々お酒を飲まない人にとっては普通の状態なのかもしれないですが。

 自分は軽く筋トレなどをすることもあるのですが、お酒を飲んでいる期間に筋トレをしていた時には翌日の体の節々の痛みというのが普通にありました。 これがお酒をやめてみるとほぼ痛みが無くなったのを知ってちょっと驚いた、ということもありました。 やはり、飲酒によるアセトアルデヒドの解毒のためにからだの機能の大きな一部が使われてしまうために、筋トレなどによる疲労の回復の機能がおろそかになるのだと思われます。

 また、飲酒は自分では気づきづらいですが運動機能の低下を少しずつ確実に招いているのも事実です。 モノにぶつかりやすいとか、コップを落としたとか、普通に生活していれば起こる当たり前のミスと思われがちな事のうちの何割かはきっと飲酒による影響だと思います。

 こういった一連の悪影響を消せると思うと「断酒の効果、意義」が大きいな、と思えます。

断コーヒーの効果

 コーヒーは場合によってはめまい、動機、脈拍が早まる、といった症状が出ることがあります。
 自分の場合は「耳鳴り」的な症状が出たこともありますが、あれも耳周辺の脈拍の拍動が大きくなって耳に伝わっていたのが原因なのでは?と思っています。
 基本的にはこういう影響が、断コーヒーをすることで無くなります。

 よく使われるコーヒーの飲み方として「疲労を取り除く(気分をシャキっとさせる)」がありますが、これも一時的な効果でしかなく、しかもその効果が切れたら疲労が倍になって返ってくる感じさえあります。 カフェインの覚醒効果の影響により、夜の睡眠の質が低下するというのもあります。

 コーヒーをやめて確実に感じていることの1つに、やめたほうが体が疲れにくくなった! 疲労回復も早くなった! というのがあります。

 そう考えるとコーヒーを飲むことは、見た目だけの疲労回復効果のためにムダな行動をしているだけ、ともいえます。 そもそも疲れにくく回復しやすい体でいることのほうが良いですよね。

 断酒の効果にも似たようなことを書きましたが、断コーヒーの効果にも体の節々の痛みが無くなる(やわらぐ)というのがあるように思います。 普段から運動をする習慣を身につけたいとか運動をしているという人は、一度コーヒーをやめてみて自分の体に起こる良い影響を実感してみるのもいいと思います。

離脱症状について
 常習的なコーヒー摂取をしていた人が急にコーヒーをやめると「離脱症状」が出ることはよく知られています。
 これは自分も確かに経験していますが、基本的には「徐々にコーヒーを飲む量を減らしていく」ことで最小限に抑えられると思います。
 「よし、コーヒーをやめよう!」と思い立つと、つい初日から完全にコーヒーを飲むことをやめるという行動に出がちです。  1日に飲むコーヒーの量を少しずつ減らしていくと離脱症状も少なくなると思います。  最初の1週間は1日2杯、次の1週間は1日1杯、そしてやっとコーヒーを飲むのをやめる、という感じです。

 離脱症状として自分が経験したことは、頭痛です。 最初のうちは意外と強めの頭痛が1日中あったりします。 そしてそれがやんでくると次に頭がフワフワする気分(ちょっとヘンな気分になる)があったりもします。
 しかしそれにもメゲずに5日~1週間もすれば、ほぼ元の何もない状態になると思います。 自分の場合は、完全に症状が消えるのには2週間程度かかりました。
 コーヒー歴も30年近かったので、その長さによる影響もあったと思います。  

さいごに 経済的な効果

 これも意外とバカにできない効果です。

 かなりのお金の節約ができる! です。

 自分の今までのお酒にかけた金額を試算してみたことがあります。
 1年に300日以上はお酒を飲んでいました。 そして1日あたり 500円分くらいはお酒を飲んでいました。 そんな生活を約30年続けてきました。 ということで単純にこれを掛け算すると……

 300日x500円x30年 = 4,500,000円!(450万円)です。 これは簡単な試算で、個人的にはもっとお金を払ってきたように思います。 いつもビールを飲んでるだけじゃない、ちょっといい日本酒やワイン、バーボン・ウイスキーを買って飲んだりすることもありました。 しかも飲んでる年は300日オーバーで連続的に飲んでいた気もします(汗)。

 飲み会へ行けば1回に数千円も当たり前でしょう。 今回はお酒と一緒にコーヒーもやめたワケですが、コーヒー代も計算してみるとバカにはなりません。 ちょっとアレですが、自分はコーヒーにもちょっとコダワリがあったりして「安いコーヒーは飲まない」とか思ってました。 なので、コーヒー豆を買ってきて自分で挽いて飲むにしても、大体 100gあたり600円くらいのものを毎日、1日あたり 3~5杯のペースで飲んでました。
 コーヒーは1回あたり30円(家飲み)と試算した場合でも1日5回、年に300日飲むとして
 300日x150円x30年 = 1,350,000円!(135万円)です。

   こちらはかなり少なく見積もっていると思います。 外のカフェで飲めばコーヒーは 1杯 200円~500円以上はすると思います。 お酒と同じく1日500円コーヒーに使っていたとしたら、上のお酒の金額の試算と同じく450万円程度になる可能性も否めません。

 お酒とコーヒーをやめるだけで、30年で約1,000万円の節約ができるとしたら大きいと思いますよね。



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